papicoartの想い
papicoartは、ヘナアートを通して 「人が自分をケアできる力=自己救済」を社会に広げる文化事業「へな塾」の代表をしております。
看護師として15年間、医療・福祉の現場で人の心身に向き合ってきた経験から、 制度では救いきれない“感情の孤立”が確かに存在することを痛感してきました。
ヘナアートは、その孤立をやわらげ、 自分の状態に気づき、整え、前に進むための 非言語的でやさしい自己ケアの文化として機能します。
大阪万博で証明された非言語コミュニケーションの力
2025年大阪・関西万博では、ヘナアートが 異文化交流の場で最も自然に機能する非言語コミュニケーション として高く評価されました。
言語・宗教・価値観が異なる人々が集まる空間で、模様を描くという行為そのものが 相手への敬意であり、歓迎のしるしとなりました。
- 靴を脱ぎ、座布団に座り、ゆったりと向き合う
- 肌に触れる時間が、安心と信頼を生む
- 模様を選ぶ行為が、自己表現の自由を取り戻す
この体験は、 日本のホスピタリティを体験として伝える文化交流として機能し、 海外来場者との架け橋となりました。
万博での経験は、ヘナアートが 国際文化交流の言語になり得ることを社会的に証明した重要な実績です。
日本の安全性を文化発信に変える
海外では成分不明の化学染料によるヘナの皮膚トラブルが多く、 旅行者が不安を抱えるケースが後を絶ちません。
papicoartは看護師としての専門性を活かし、 その不安を「日本の安心安全な文化発信」へと転換します。
- 日本基準の安全な素材
- 皮膚トラブルを防ぐ看護知識
- 心理的安全性を守る接遇
- 文化背景を理解したアート体験
これらを組み合わせることで、 “日本のホスピタリティとしてのヘナアート”を世界に届ける仕組みを構築しています。
アーティストの役割を社会的専門性へ
ヘナアートは感覚だけで行うものではありません。 papicoartでは、アーティストの役割を 社会的に信頼される専門職として確立するために、以下を体系化しています。
- 非言語コミュニケーションの技法
- 心理的安全性を守る接遇
- 皮膚・衛生の専門知識
- 文化的背景への理解
- 安心安全を担保するマニュアル化
これにより、アーティストが医療・教育・福祉・文化事業の現場で協働できる 社会的役割としての信頼性を確立しています。
5年後の構想
大阪万博で得た国際的な評価を基盤に、papicoartは以下の3領域で文化事業を拡大します。
① 医療・福祉領域
- 更年期・産前産後・長期療養など感情の孤立が起きやすい場への導入
- 看護・心理の専門家と協働したケアプログラムの開発
② 教育・コミュニティ領域
- 子ども・若者の自己肯定感を育む非言語表現プログラム
- 家族関係の再構築を促すアート体験の普及
③ 文化事業としてのスクール体系化
- 初級・中級・上級の文化型スクールの確立
- 国内外アーティストとの文化交流拠点の創出
最後に
大阪万博での経験は、ヘナアートが 国際文化交流の言語になり得ることを証明しました。
私は、模様ではなく「変化のきっかけ」を届けたい。 その一歩を、これからも丁寧に積み重ねていきます。
papicoart ヘナ塾代表
戸田ゆかり